【一般社団法人金澤麻振興協会】は麻を通じて知る日本の伝統と心。平安時代に遡る石川古来の文化「金澤麻」を再興いたします。

金澤麻振興協会とは

古来、日本では広く麻を栽培し日用品のみならず食用としても、余すところなく利用してきました。日本人の暮らしとともにあった麻は日本の伝統文化に深く根差し、神事において欠かすことのできない役割を担うなど、まさに日本人の心を映す存在なのです。

 

一般社団法人・金澤麻振興協会は、日本の麻の持つ伝統文化価値を見直し、素材、作物としての可能性を追求していく団体です。新たな作物としての農業振興、素材活用による産業化で、地方の殖産に貢献することを目的としています。

 なぜ、石川の地で麻の栽培、振興を目指すのか。能登の旧鹿西町には崇神天皇の皇女が真麻の上布作りの手ほどきをしたとの伝承があります。平安時代から苧麻(チョマ)が広く栽培され、江戸時代には能登上布が能登縮、安倍屋縮として全国に出荷され、明治に入ると石川は麻織物の生産全国一を誇った地なのです。この歴史と伝統を踏まえ、石川を麻産地として再興するのが、当協会の願いです。

 

 2018年5月より、河北潟干拓地の畑約500平方メートルで苧麻の苗約100株を試験的に植え付け、栽培してきました。同8月に金沢市の希少伝統工芸品「二俣和紙」の職人の協力で、麻とコウゾ、ミツマタを混ぜ合わせた「金澤麻和紙」を製作。丈夫で肌触りの良い素晴らしい和紙が完成いたしました。

 

 この先、注連縄や鈴緒など日本の伝統文化を象徴する利用はもとより、金澤麻のブランドによる日用品の開発、さらには建築素材等への活用と、研究開発に取り組みます。麻の恵みと魅力、幅広い活用の道を探り、訴え、麻産業をこの地に根付かせていく活動を進めてまいります。

 

いしかわ里山ファンド事業に採択

 2018年12月、石川県農林水産物主管のいしかわ里山振興ファンドの平成30年事業に金澤麻振興協会の取り組みが採択されました。

麻栽培の再興、産業化目指す

 地域資源である金澤麻のブランド化と商品開発、さらには建材等への活用を図るための調査研究など、産業化視点での活動を進めていく上で、特に金澤麻の認知度を高めることも必要です。

既に地元新聞記事に掲載されるなどしておりますが、これから、和紙、上布、各種素材の開発を進め、確固たる「金澤麻」のブランドを創り上げていきます。